あこがれの癒し空間 ( 4/12)
小さい時、東京都町田市の団地に住んでいました。とても自然豊かな環境で、間違いなく私の原風景になっている場所です。
そして何をして遊ぶのが一番楽しかったかというと、お日様がさんさんと降り注ぐベランダでぬいぐるみと遊ぶこと。普段は末っ子らしい寂しがりやのくせに この遊びをする時だけは一人がいいのです。姉と兄が登校園した後のひっそりとした空間が、妙に嬉しかったのを覚えています。
洗濯物や布団干しも もう済んでいるので、誰にも邪魔される事ない至福の時間。お気に入りのままごとセットとぬいぐるみ達を そそくさとベランダに持ち出して、楽しい時間の始まりです♫
その遊びの内容がチョット変わっていました。3歳前後の子どもが考えたシナリオにしては不思議な内容なのですが…(続きを読む→ReadMoreへ)

よくある普通のおままごと(お母さん役になって赤ちゃんや家族をお世話する)的なシナリオではなく、ぬいぐるみ達を「遠い遠い昔の懐かしい友」として お茶会に招くという設定。そして「来てくれるのをずっと待っていましたよ。本当にお久しぶりですね」とか「あの時のなつかしい話をしましょう…」とか、大人びた不思議な会話がてんこ盛りの一人遊びが展開します。
スピリチュアルな学びをすすめている今は 何ら不思議に思う事は無いのですが、それ以前は思い出すたび「いったい私は何のテレビやマンガの影響を受けてたのかしら?」と首をかしげたものです(笑)
人は誰しも今世で表現したい思いを持って生まれてきます。
「大きくなったら何になりたかった?」と聞くより「3歳くらいまで何をして遊ぶのが一番楽しかった?」と聞く方がきっとその思いを知る手掛かりになる事でしょう。
小さい時の私が、私の本当の望みを教えてくれています。
懐かしい友を招いて、光と静寂を共有する癒しの空間は、今 私が表現したいヒーリングのスペース。
私たちは皆 同じところから「ここ」にやって来てますから、誰もが懐かしい友達…。今日初めてお会いするという方も きっとどこかでご一緒したことがあるのでしょうね。
そんな風に、癒しの空間でありながら 再会の場所になれば嬉しいです。
そして癒しは「される」という受動的なものではなくて、自らを「癒す」という能動的なもの。
「自分には癒す力と癒しを体現する価値がある…」そんな風にヒーリングを捉えてもらいたくて、そして提供したくてラテン語のstdeo(勤勉になる、努力する)に由来する「studio・スタジオ」ということばを選びました。
私という人間が今世、この心と体で表現したかった思い。
覚えていてくれた小さい頃の私に感謝です…。